現場で活きる本物の講義
私が看護学生だった頃、解剖生理学の講義を行なっていたのは非看護系の講師でした。
講義は難解な点が多く、また講義内容が専門領域に偏っており、看護の視点からは離れたものでした。
看護師として実際に臨床現場で働いてみると、やはり現場で活かせる知識が得られていないことを痛感しました。
「看護学生には、看護師として現場で役立つ解剖生理学の知識を得る機会が必要だ」
学生に看護師目線の解剖生理学を教えるため、まずは私自身がその本質を学び直さなければならない。
そう考えて、質の高い解剖学が学べる千葉大学医学部大学院に進学しました。
大学院では多くの御献体に直接触れ、その構造や質感、重さなどを自分の目や手で感じとりながら研鑽を重ねました。
また、信州大学医学部の解剖実習にも参加させていただき、素晴らしい恩師からの指導を賜ることもできました。
これらは学生時代の座学では得られなかった非常に貴重な経験であり、教科書の平面的解剖図による理解を大きく凌駕するものです。
こうして専門知識を掘り下げることで、そこからすくい上げた「看護目線の解剖生理学」もより明確になりました。
「専門的指導の下、解剖生理学を看護の視点で勉強すれば、
学生はもっと実習や臨床で役立つ知識を得ることができる」
Anatomyではその想いを込めた講義を行なっています。
また、専門的な知識も学生の探究心にお応えできると自負しております。
今までになかった切り口の実践的講義で、「解剖生理学は苦手!」とつまづく学生をなくし、
未来の看護師を育てます。
![講義風景](_src/13871107/img20210430122134666112.png?v=1721320922612)
![脊椎の解説](_src/13871109/img20210429214455654539.png?v=1721320922612)
![講義風景](_src/13871112/img20210429212741415581.jpg?v=1721320922612)